全国の八幡社の総本宮「宇佐神宮」@大分


2018年5月、九州旅行へ。古事記ゆかりの地を中心に、巡ってきました。

まずは、大分県にある全国八幡社の総本宮「宇佐神宮」。

ご祭神は八幡大神(はちまんおおかみ)、比売大神(ひめおおかみ)、神功皇后の三柱の神。

これら三柱の神をご祭神とするのが、全国の八幡社のかたちです。

八幡大神は、第15代天皇の応神天皇のことで、大陸文化を取り入れて国を繁栄させた天皇として知られています。

初代天皇は神武天皇ですが、応神天皇以前の天皇は神話とされ、実在が確実なのは第15代の応神天皇である、という説が有力とされています。(諸説あり)

つまり、実在が確認されている最古の天皇、ということです。

古事記や日本書紀によると、応神天皇の母である神功皇后は、神託によって、崩御した天皇の御子を体内に宿したまま海を渡り、古代の朝鮮半島にあった百済・新羅・高句麗の3国(三韓)を平定しました。

神功皇后の「三韓征伐」伝説です。

その時、お腹の中にいたのが、応神天皇です。

初代神武天皇から第9代・開化天皇は神話上の人物で、第10代・崇神天皇から第14代・仲哀天皇までは実在があやふやということから、三韓征伐もあくまで伝説と考えた方がよさそうです。

もう一つのご祭神、比売大神は、邪馬台国を治めた卑弥呼だとする説もあるそうで、未だ、邪馬台国は大和説と二分されていますが、面白い話ですね。

また、宇佐神宮は「神仏習合発祥の地」とされています。

一番大きな駐車場から最初に通る、大鳥居。

かなり広い参道でした。

本殿のある上宮へは左の鳥居。下宮へは右の鳥居。

参拝の順路としては、上宮からなので、左の鳥居へ向かいます。

本殿へ向かう階段。結構段数あります。

途中、右手に、若宮神社。

応神天皇の若宮の大鷦鷯命(仁徳天皇)と皇子がお祀りされています。

西大門。ここを潜って本殿へ。

西大門を抜けると、広がる参道。「おおおっ」という感じがしてきます。

さらに左へカーブしている参道を進むと、本殿が見えてきます。

宇佐神宮は、皇祖である天照大神を祭神とする伊勢神宮に次ぐ、皇室第2の宗廟と位置づけられています。

勅使門(ちょくしもん)。この奥に国宝の本殿があります。本殿は非公開。

左より順に一之御殿(ご祭神は八幡大神)、二之御殿(ご祭神は比売大神)、三之御殿(ご祭神は神功皇后)と並びます。

本殿の後ろに宇佐神宮奥宮の大元神社遥拝所がありました 。

本殿の右手に祈祷殿と絵画館があります。

絵画館は階段を下りて地下へ。宇佐神宮の歴史と「道鏡事件」を絵と一緒に解説されています。

道鏡事件(宇佐八幡宮神託事件)の現場に来れたのは、個人的には感慨深いです。

道鏡事件とは・・・

女帝、称徳天皇に寵愛された僧侶道鏡が、皇位を狙い、「道鏡を皇位に就かせたならば国は安泰である」とするお告げが宇佐八幡大神からあったと主張した。

この神託を確認させようと、和気清麻呂が宇佐神宮に派遣された結果、「我が国は開闢(かいびゃく)以来、君臣の分定まれり」との神託を得たことで皇統が守られたとする。

樹齢800年のご神木

下宮への参道

下宮

上宮と同じ祭神を祀る下宮。

「下宮参らにゃ片参り」とも言われ、上宮参拝後は下宮にも参拝します。

宇佐神宮宝物館。

結婚式会場のような立派な建物でした。庭も素敵そう。

呉橋

全国の八幡社の総本宮であり、「三韓征伐」伝説の神功皇后をお祀りし、神仏習合発祥の地でもあり、道鏡事件の現場でもあり、いろんな逸話が絶えない宇佐神宮にお参りできて、ありがたい気持ちでいっぱいです。

神話がいたるところで出てくるので、とても楽しく、勉強になりました。

<宇佐神宮> 【住所】大分県宇佐市大字南宇佐2859 【電話】0978-37-0001 【駐車場】あり 普通車400円 【サイト】http://www.usajinguu.com/

#古事記 #神話 #Myth