海幸彦・山幸彦神話の「青島神社」@宮崎


九州3日目。宮崎県南部へ移動。

■ 海に浮かぶ縁結びの「青島神社」

宮崎市の南東部海岸付近にある面積約4.4haの島「青島」にある神社で、縁結びの神社として知られています。

昔は島全体が霊地とされ、江戸時代の頃まで一般の方の入島は禁止されいましたが、元文2年(1737)から、一般の参拝が許されるようになりました。

訪れた日は、あいにくの曇り空で、小雨も降っていました。

橋を歩いて渡って、青島に向かいます。風がかなり強かったです。

青島の周囲にある「鬼の洗濯岩」と呼ばれる奇岩が満潮?で見れませんでした。残念。

晴れてたら、こんな感じらしいです。

■ ご祭神は神武天皇の祖父「彦火火出見命」

ご祭神は、彦火々出見命(ヒコホホデミノミコト・山幸彦)、豊玉姫命(トヨタマヒメ・山幸彦の妻)、塩筒大神(シオツチノオキナ)。

「彦火火出見命」は初代天皇・神武天皇の祖父にあたる神様で、山幸彦のことです。

■ 浦島太郎のモデルになった「海幸彦・山幸彦」神話

ここは、古事記などで有名な神話「海幸彦・山幸彦」伝説の舞台。

浦島太郎の話の元になっている神話です。

そう言われれば、門も本殿も竜宮城っぽく見えなくもないです。

海幸彦・山幸彦伝説について。以下、サイト抜粋。

海幸彦は漁師として海で魚を捕り、山幸彦は猟師として山で獣を狩っていましたが、ある日、弟の山幸彦は兄にお互いの道具と仕事の交換を提案します。しかし、どちらも獲物を得ることができず、おまけに山幸彦は兄の大切な釣り針を無くしてしまいました。

怒った海幸彦は弟を責め、山幸彦は1,000本の釣り針を作りますが赦してくれません。山幸彦が浜辺で嘆いていると塩筒大神がやって来て、山幸彦を海の中の「綿津見神(わたつみのかみ/海神)」の宮へ連れて行ってくれたのです。

この綿津見神の宮で山幸彦は海神の娘の豊玉姫命(トヨタマヒメ)と出会い、結ばれて幸せな日々を過ごすのですが、3年経った頃、兄の釣り針を探しに来たことを思い出します。そこで海神が魚たちを集めて聞くと、赤鯛の喉に釣り針が引っかかっていることがわかり、山幸彦は無事にそれを取り戻し地上に帰ることになりました。

海神は、帰る山幸彦に「潮満つ玉」と「潮干る玉」という2つの玉を持たせます。海神は言います。「もし兄の海幸彦が高い場所の土地に田を作るのなら、あなたは低い場所に、兄が低い場所ならば高い場所に作りなさい。兄が攻めて来たら潮満つ玉で溺れさせ、許しを請うたら潮干る玉で助けてあげなさい」

山幸彦が地上に帰って海神に言われた通りにすると、兄の海幸彦の田には水を司る海神によって水が行き渡りませんでした。怒った兄は山幸彦を攻めて来ましたが、潮満つ玉の力によって洪水を起こして溺れさせ、兄が苦しんで許しを請うと潮干る玉で助け、こうして海幸彦は山幸彦に従うようになったのでした。

■ つまり、まとめると・・・

海幸彦・山幸彦の兄弟ケンカ、山幸彦と豊玉姫命のロマンス、海神からの支援を得て弟の山幸彦に兄が従うようになった、という話です。

山幸彦は、初代天皇・神武天皇の祖父にあたるので、大和朝廷の正統性を謳っていると思われます。

■ アオシマの中心に位置する「青島神社の元宮」

青島のほぼ中央に鎮座しており、青島神社の元宮と伝えられています。

この付近からは弥生式土器や獣骨が出土しており、古代ではこの場所で祭祀が行われていたのではないかと考えられています。

絵馬に囲まれたアーチを進むと、青島神社の元宮に続きます。

青島神社の元宮

熱帯雨林の樹木が生い茂る、まるでジャングルの中に迷い込んだよう。

青島の周辺。夏は海水浴で賑わってるだろうなぁ、と思わせてくれます。

<青島神社> 【住所】宮崎県宮崎市青島2-13-1 【電話】0985-65-1262 【駐車場】なし 【サイト】http://www.aoshimajinja.sakura.ne.jp/

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