弘法大師も滞在した、かつての大寺院「海禅寺」@富山


■ 行基も弘法大師も滞在した、かつての大寺院

富山県富山市、海の近くにある海禅寺(かいぜんじ)。

大宝元年(701年)、文武天皇の第七皇子、経の宮仏性上人によって開基されました。

奈良時代には行基菩薩が滞在され、厄除のために薬師如来、不動明王を、

大同三年(808年)には弘法大師が立寄られて、正観世音菩薩を刻まれました。

これを機に当寺は華厳宗から真言宗に改め、観音霊場として越中第二十四番札所となりました。

■ 現在地は岩瀬城の本丸跡

元々は寺地は、隣村の打出にあったのですが、千余年前に海岸浸食により岩瀬石の鳥居と称する所(現在の西岩瀬諏訪神社の海岸側)に移り、七堂伽藍が甍(瓦葺の屋根)をならべて繁栄をきわめました。

元禄八年(1695年)富山藩前田家二代正甫公より岩瀬城本丸跡の現在地をたまわり、富山藩の祈願所となって、梅鉢の紋章を許され、歴代藩主の尊信厚く、放鷹、御漁の折には御宿を仰せつけられました。

山門

本堂

本堂

本堂の中

観音堂

観音堂に鎮座されているのは聖観世音菩薩立像。秘仏。

御前立様と聖観世音菩薩立像の写真が中央に祀られています。

■ 上杉謙信から守るため、海中で隠された聖観世音菩薩

弘法大師作と伝わる聖観世音菩薩立像。秘仏。 像の高さは83センチ、ヒノキの一木造り。

上杉謙信が越中に攻め込んだ際、海中に隠して守ったと伝わっているそうです。海水に浸っていたとは思えないほどキレイですね。

柔らかく優しくどことなく素朴で、越中らしい仏像。

文化財調査によると、鎌倉時代初期の作と考えられているようです。

御朱印

パンフレット表紙

パンフレットの中身

北陸三十三ヵ所観音霊場 第三十番

<稲荷山 海禅寺>

【住所】富山県富山市四方西岩瀬定籍

【電話】076-435-0250

【宗派】真言宗

【拝観料】無料

【駐車場】あり

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