絶壁の洞窟に本殿がある「鵜戸神宮」@宮崎


青島神社から宮崎県日南海岸にある「鵜戸神宮」へ。

■ 日向灘に面した絶壁の洞窟に本殿がある「鵜戸神宮」

鵜戸神宮は、本殿参拝のため、石段を下りていく「下り宮」で、本殿も絶壁の洞窟にあるという珍しい神社です。

夫婦円満・安産祈願・縁結びの神社として知られています。

鳥居を抜け、楼門から社殿に向かう。

■ ご祭神は山幸彦の息子「日子波限建鵜草葺不合命」

ご祭神は、彦火火出見尊(ヒコホホデミノミコト=山幸彦)の息子である日子波限建鵜草葺不合命(ヒコナギサタケウガヤフキアエズノミコト)。 神武天皇の父にあたります。

母の海神の娘である豊玉毘売命(トヨタマヒメ)は、この地でご祭神の日子波限建鵜草葺不合命を産んだとされます。

本殿にこの距離まで近づける神社は、日本国内でも非常に少ないそうです。

本殿裏側には、主祭神誕生の際に使われたとされる「産湯の跡」や、出産後に海宮に戻る母・豊玉姫命が、我が子への愛情と健やかな成長を願って両乳房を岩に貼り付けたとされる「お乳岩」などが並びます。

■ 古事記の「海幸彦・山幸彦」伝説の続き

山幸彦と結ばれた豊玉毘売命(トヨタマヒメ)は、子供を授かりますが、天孫の御子を海の中で生むわけにはいかないと、地上の山幸彦のもとに来ます。

霊窟に急いで産殿を造られていたが、鵜の羽で屋根を葺終わらないうちに誕生したことから、生まれた子は「ウガヤフキアエズ」という御名になったとされます。

豊玉毘売命は「子供を産むときは本来の姿に戻りますので、産屋の中を覗かないように」と山幸彦に言いますが、彼は覗いてしまいます。

すると、豊玉毘売命は「八尋和邇(やひろわに=ワニ=サメ)」の姿になっていたので、山幸彦は驚いて逃げ、豊玉毘売命は生まれた子を置いて海に帰ってしまいました。

浦島太郎と鶴の恩返しの元ネタなのでしょうか。

奇岩に囲まれた断崖絶壁。

不思議な形をした奇岩が多く見られます。

ブラタモリでもやってましたね。

北原白秋も歌を残しています。

「鵜戸の海 夕虹明し まさしくぞ 神降り立たす 天の浮橋」

奇岩に囲まれた断崖絶壁に、朱色の道が広がる不思議な空間でした。

<鵜戸神宮> 【住所】宮崎県日南市大字宮浦3232 【電話】0987-29-1001 【駐車場】あり 【サイト】http://www.udojingu.com/

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