フェノロサも愛した国宝・十一面観音「聖林寺」@奈良


和銅5年(712年)、妙楽寺(現在の談山神社)の別院として、藤原鎌足の長男である定慧によって創建された奈良県桜井市にある「聖林寺」。

ちなみに、談山神社は藤原鎌足を御祭神とする神社で、定慧によって創建。

明治の廃仏毀釈で、神社だけが残りました。

談山神社とも近い(約6km)ので、車の場合は一緒に回るのもいいと思います。

電車の場合は、桜井駅から聖林寺まで徒歩40分ほど。

バスもほとんどないので、ちょっと不便な場所ではありますが、訪れる価値はあります!

本堂

本堂からの眺め。多武峰山麓の中腹にあるので、大和盆地を一望できます。

本堂におわす、御本尊の丈六子安延命地蔵(江戸時代作)

安産と子授けの信仰が厚く、多くの人が祈願に訪れています。

聖林寺といえば、国宝の十一面観音立像が何と言っても有名です。

本堂の横にある階段を上って「観音堂」へ向かいます。

この長い階段を上るごとにドキドキ感が増してきます。

国宝・十一面観音立像。

天平彫刻の傑作の一つとして非常に有名です。

アメリカの哲学者フェノロサによって秘仏の禁が解かれ、その美しさに驚嘆した話や、和辻哲郎氏の著書「古寺巡礼」でも絶賛して有名になりました。

白洲正子さんも「姿は女体でありながら、精神は男性である」みたいなことを表現していて、ただ美しいだけじゃなくて厳しさも感じます。

私も好きな仏像の一つです。

パンフレット

<聖林寺> 【住所】奈良県桜井市下692 【電話】0744-43-0005 【時間】9:00~16:30 【拝観料】400円 【サイト】http://www.shorinji-temple.jp/

#仏像