
小林一茶のふるさと長野県信濃町にある「一茶記念館」。
小林一茶は、松尾芭蕉や与謝蕪村と並んで江戸時代を代表する俳諧師。
「おらが春」は有名ですね。

個人的には下記の句をなぜかめっちゃ覚えてます。
「やれ打つな 蠅が手をすり 足をする」
「すずめの子 そこのけそこのけ お馬が通る」
なんだかかわいらしくて、日常生活が思い浮かんで、いいですよね。

受付でリリー・フランキーさん出演のタブレット付き音声ガイドを無料で借りられます。
預かり金として、500円は支払いますが、返却時に戻ってきます。
リリー・フランキーさんが小林一茶役になって、話が進むのですが、やっぱり上手いです。本当に小林一茶のような感じがしてきます。
全部の音声をしっかり聞くと1時間くらい掛かりますが、面白かったです。

一茶記念館の裏にある庭


「めでたさや 中位なり おらが春」
「ともかくも あなたまかせの 年の暮れ」
これらもいいですよね。ちょっと悲しい句ではありますが、率直な感じが。
「あなたまかせ」の「あなた」は阿弥陀如来のことだそうです。

一茶記念館から少し離れた所にある「小林一茶旧宅」。
一茶が最晩年をすごした焼け残りの土蔵。

そんなに期待せず、ちょっと時間があるから寄ってみよう、というくらいの感覚だったのですが、思った以上に楽しめました。
記念館もまだ新しいし、近くには句碑がいくつもあったり、一茶旧宅やお墓も整備されていますし、地元の方に大事にされているんだなぁと感じました。

<一茶記念館> 【住所】長野県上水内郡信濃町柏原2437-2 【電話】026-255-3741 【時間】9:00〜17:00 【駐車場】あり 【入館料】大人500円 【サイト】http://www.issakinenkan.com/