ゴードン・マッタ=クラーク展@東京国立近代美術館


アジア初回顧展!の「ゴードン・マッタ=クラーク展」に行ってきました。

1970年代にニューヨークを中心に活躍し、活動期間約10年、わずか35歳で夭折したアーティスト、ゴードン・マッタ=クラーク(1943-78)。

取り壊し前の建物を切断し、見慣れた日常をまったく新たな空間・時間へと変容させる「ビルディング・カット」をはじめ、ストリートカルチャー、アーティストによる食堂「フード」の経営など多面的な活動を展開。

彫刻・映像・写真・ドローイング・関連資料など約200点の展示。

マッタ=クラークの代表作、建物の一部を切り取る「ビルディング・カット」シリーズの中で最大規模の立体作品「スプリッティング:四つの角」が初来日。これまでほとんどアメリカ国内から出ることの無かった貴重な作品。

スプリッティング:四つの角

これが建物全体の写真。

すごくキレイにカッティングされています。中も。まさに分裂。

実際にカットしている時の作業風景をビデオカメラで撮影していて、そのあとに建物の見学ツアーなるものも敢行していて、その時の映像もあり、合わせて上映されていました。

なんだか仲間と共に、ものすごく楽しそうで、見学ツアーも含めてアートというか趣味というか、羨ましくなりました。

見学ツアーに参加して一緒にゲラゲラ笑いたい、そんな感じ。

実際は綿密な計算が必要な作業だと思いますが。

時代も70年代・アメリカ・資本主義、そんな明るいものでもなかったかもですが。よく知らないけど。

別の作品で、現地視察?ロケ?をしているゴードン・マッタ=クラークのドキュメント映像があったのですが、それもすごく楽しそうで「見て見て!すごいことになってるよ!」と言いながらカメラでパシャパシャ何かを撮影しているロン毛でパンタロンスタイル姿のゴードンが映され、なんかカッコイイ…‼︎と思ってしまいました。

切った建物のダンボール製の模型

写真撮影OKなのも、ゴードン・マッタ=クラークの活動歴が現れているような会場の構成。

会場構成コンセプトは「プレイグラウンド(公園)」だそうです。なるほど。

こちらもすごかった。「日の終わり」。

廃屋となった倉庫に侵入し、壁面に大きな穴を開け(もちろん無断)、ニューヨーク市から逮捕状が出されます。

倉庫内に半月の光が入り、まるで廃屋が教会のように様変わり。

ゴードン・マッタ=クラークが提唱した「アナーキテクチャー」(アナーキー+アーキテクチャーの造語)や「ノニュメント」(モニュメントではなく、人々が場所の記憶を共有できる働きを生み出すこと)。

いやぁ〜、もうカッコイイです‼︎

<ゴードン・マッタ=クラーク展> 【会場】東京国立近代美術館 【期間】2018年6月19日(火)~9月17日(月・祝) 【時間】10:00-17:00 金・土曜は10:00-21:00 【休館日】月曜 【観覧料】一般1,200円 【サイト】http://www.momat.go.jp/am/exhibition/gmc/#section1-1

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